下腿義足 : KBMソケット

お勉強記事 義足編 下腿義足

下腿義足のソケットでメジャーなのは下の4つ

  • PTB
  • PTS
  • KBM
  • TSB

体重の支持方法と懸垂の方法にそれぞれ違いがあります。

今回はKBMソケットについてのまとめです。

KBMとは?

KBMソケットの形状

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

西ドイツ、ミュンスター大学のG,Kuhn教授により考案された。
PTSと同様に大腿骨顆部を包み込むが、膝蓋骨が露出しているのが特徴。
自己懸垂機能を有する。

懸垂方法

大腿骨内外顆の形状に合わせたソケット両翼により懸垂することが可能。
PTSソケットとの違いは膝蓋骨が露出していること。
ソケット両翼の適合はかなり重要。
この形状のためソケット上縁の内外径が狭く、断端挿入時困難が生じるため
内側顆部にプラスチックの楔や、内側翼のキリ離し、ソケット両翼の弾性をあげるなどの配慮が必要。

 

KBMの楔

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

体重支持方法

PTSソケットと同様。
PTBと同じ体重支持方法をとる場合もある。
PTSと同じくKBMは懸垂方法の名称と考えた方が覚えやすい。

特徴

KBM最大の特徴は
ソケットが大腿骨顆部を包み、膝蓋骨は露出していること。
そのため下記のような利点がある。

利点

側方の安定性
短断端への適応
膝関節の側方動揺がある方への適応
歩行時ピストン運動がすくない。(PTBと比べ)
座位を取った際にソケット前縁が突出しないため、外観が良い。

デメリット

膝蓋骨部が露出しているため、膝関節の過進展を防止する機構がない。
膝の前後の安定性を保つ機能がない。
長時間座位を取ると不快感。座位時に大腿骨顆部の位置変化が起きるため。

まとめ

PTSと違い膝蓋骨部がくり抜かれている。
ソケット両翼が狭く、装着の際は内側楔などを用いる。
過伸展を防止する機構がない。

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