下腿義足 : PTSソケット

お勉強記事 義足編 下腿義足

下腿義足のソケットでメジャーなのは下の4つ

  • PTB
  • PTS
  • KBM
  • TSB

体重の支持方法と懸垂の方法にそれぞれ違いがあります。

今回はPTSソケットについてのまとめです。

PTSソケットとは?

PTSソケットの形状と骨の位置関係

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

フランス、ナンシーの構成指導所のGuy Fajaalにより考案され、1964年、コペンハーゲンにおける国際義肢セミナーで第一報を発表。
大腿骨顆部を完全に包み込むソケットである。
PTBやTSBとの大きな違いは、自己懸垂機能を有していることである。

懸垂方法

PTSは大腿骨顆部を完全に包み込む。
大腿骨内外顆、および膝蓋骨上部の骨形状を利用し、懸垂している

体重支持方法

本来のPTSは広い接触面を用いて、平均した圧力で体重支持を行うという考え方。
PTBと同じ体重支持方法をとる場合もある。

PTSは懸垂方法の名称と考えた方が覚えやすい。

特徴

PTSの膝過伸展防止の作用

PTSの膝過伸展防止の作用
出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

PTS最大の特徴は
ソケットが大腿骨顆部を包んでいること。
そのため下記のような利点がある。

利点

側方の安定性
短断端への適応
膝関節の動揺がある方への適応
歩行時ピストン運動がすくない。(PTBと比べ)
膝関節の過伸展防止(ソケット前壁と後壁が防止する)
膝を屈曲させることで容易に着脱ができる

デメリット

日常生活動作において膝を屈曲させた際に、義足がソケットから抜ける。
走行にも適さない。走ると膝を多く屈曲させることになるので、脱落する確率があがる。
座位を取った際に、ソケット前縁が前方に突出するため外観に問題有。
長断端は脱着が難しく適応できない。

まとめ

大腿骨顆部を包み込む形状が特徴。
このため自己懸垂機能があり、側方の安定感が高い。短断端も可。
膝を曲げると脱げる傾向。
体重支持の方法は色々。懸垂方法の名称として覚えるのが楽。

この記事は義肢装具士国家試験対策に勉強したことをアウトプットする目的で記事を書いています。もし間違いがありましたらTwitterに連絡を下さい。検証し訂正、今後の参考にさせて頂きます。Twitterのアカウントはこちら
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