大腿義足のアライメント異常

お勉強記事 義足編 大腿義足

アライメントの不良により起こる主な現象とその原因について紹介。

 

外側方向への不安定

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

Case1
現象 : 下腿部は垂直に立っているが、外側に倒れそうな感じがする。
原因:ソケット以下がインセットしている
Case2
現象 : 下腿部が外側に倒れ、足底の内側が浮き上がっている。
ソケットの外側上縁に隙間が生じ、断端内側近位および外側遠位部に圧迫がある。
原因 : ソケット内転角の不足

内側方向への不安定

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

Case1
現象 : 下腿部は垂直に立っているが、内側に倒れそうな感じがする。
原因:ソケット以下がアウトセットしている
Case2
現象 : 下腿部が内側に倒れ、足底の外側が浮き上がっている。
断端内側遠位および外側近位部に圧迫がある。
原因 : ソケット内転角の過大

前後方向への不安定

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

Case : 1
現象 : 膝折れ感があり、立ち方によって以下のようになる。
①膝継手伸展位で立つと、義足足部が健側より前方に位置し、前足部が浮き上がる。(A)
②義足足部が健側よりやや前方に位置し、膝継手が軽度屈曲位となる。(B)
③膝継手伸展位で義足足部を健側に揃えて立つと、過度の腰椎前弯が起こる。また断端の前方遠位部と後方近位部に圧迫が加わる。(C)
原因 : 初期屈曲角度が不足している。

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

Case 2
現象 : 膝折れ感があるが、足底はほぼ平らに接地している。
原因 : ソケットが後方に位置しすぎている。

Case 3
現象 : 膝折れ感があるが、踵だけに重心がかかり前足部が浮き上がっている。また体幹が前方に押されるな感じがする。
原因 : 足部が背屈位になっているか、靴の踵が足部の差高より高い。

過度の膝継手安定

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

Case 1
現象 : 義足足部が健側より後方に位置し、踵が浮き上がり、膝継手が過度に安定している。
原因 : 初期屈曲角度が過大である。

出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)

Case 2
現象 : 膝が後方に押されるような感じがあるが、足底はほぼ平らに接地している。
原因 : ソケットが前方に位置しすぎており、膝継ぎ手が過度に安定している。

Case3
現象 : 膝が後方に押されるような感じがあり、前足部だけに重心がかかり踵が浮き上がっている。また義足長が長く感じる。
原因 : 足部が底屈位になっている。また靴の踵が足部の差高より低い。

この記事は義肢装具士国家試験対策に勉強したことを
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