IRCソケット各壁の特徴 : 前壁編

お勉強記事 義足編 大腿義足

前壁の機能

坐骨を収納部の適切な位置に保持。
恥骨と上善腸骨棘の負担を軽減し敏感な組織を支持し座位の快適性も提供。

前壁に接触する筋群

  • 長内転筋
  • 恥骨筋
  • 縫工筋
  • 大腿直筋
  • 大腿筋膜張筋
  • 恥骨
  • 上前腸骨棘

前壁の高さ

IRCソケット前壁の高さ

坐骨レベルより低くならないようにする。股関節屈曲の妨げにならない高さにする。(四辺形ソケットと同じ)

高さの目安

ソケットML径ML径内側1/3は坐骨結節レベルより4cm
ソケットML径ML径外側1/3は坐骨結節レベルより6cm
ML径外側1/3の高さが高すぎると座位を取った際にASISへの圧迫が起きる。
ML径外側1/3とML径内側1/3を繋げる形状が不良でも同様の現象が起きる。

前壁の形状

上縁内側の形状は恥骨結合を圧迫しない大きく広がる曲面にする。
→輪郭が不適切な場合、恥骨への圧迫が起きる。
スカルパ三角の抑えは四辺形ソケットほど深くしない。
→抑えが強すぎると断端感覚の鈍麻などが起きる
外側2/3の位置に大腿直筋のチャンネル。
大腿直筋部は陽性モデル修正時に周径を調整する際に用いられる部分の一つ。

まとめ

前壁は坐骨を収納部に保持するカウンターとしての機能と、座位の快適性を確保する形状が求められる。

基本的に四辺形ソケットと同様。

ただし、四辺形ほど前後径が重要ではないので、スカルパの抑えなどは強くしない。

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