パッド一つで痛みを緩和!外反母趾にオススメの対処方法を原因から考えてみる。

外反母趾の原因と対策個人的ベストアンサー 足について

外反母趾のオススメの対処方法を原因から考えてみる。

”外反母趾”といえば足のトラブルの代表格ではないでしょうか?
外反母趾は前足部(足の指あたり)変形で最もポピュラーな変形と言われています。足の親指が変形し、靴に当たって痛みや炎症などが発生します。この痛みが原因で履ける靴の選択肢が減る外反母趾は、オシャレに靴を履きたい人にとって非常に厄介な変形です。
外反母趾の原因と対処についての情報は世の中に沢山出回っています。
今回は数ある情報の中でも個人的に”わかりやすいな”と感じた、外反母趾のメカニズムとその対策について紹介します。

外反母趾になるメカニズム

通常の足から開張足から外反母趾へ

外反母趾は骨と筋肉のバランスが乱れることにより発生します。
この骨というのは足の親指(母趾)のことであり、筋肉というのは、長母趾屈筋のことを指します。外反母趾に関係している筋肉に関しては他にも色々な筋肉がありますが、今回は長母趾屈筋に絞って説明します。
外反母趾発生の機序は長母趾屈筋の走路が母趾の骨からズレるところから始まります。この走路がズレる原因の一つとしては、開張足が挙げられます。
ちなみ、開張足とは足の横アーチが低下したままになり、足の横幅が広がってしまった状態のことです。
この開張足のまま歩き続けると、長母趾屈筋が本来持つ力が良からぬ方向に発揮させ、母趾を変形させてしまうのです。


なんらかの原因で開張足になる→長母趾屈筋の走路がズレる→母趾が変な方向に引っ張られる→外反母趾になる

というのが、 外反母趾になるメカニズムの単純な考え方です。
外反母趾は開張足が原因で起きると考えていただけるとシンプルでいいと思います。

長母趾屈筋とは?

長母趾屈筋はふくらはぎから足の親指の先端に付着している筋肉
起始 : 脛骨後面の下部2/3部、下腿骨間膜後面の腓骨側。
停止 : 母趾の末節骨底。
作用
距腿関節(上跳躍関節):底屈
距骨下関節と距踵舟関節(下跳躍関節):内反(回外)
母趾のMTP、IP関節:底屈
爪先立ちや、親指を曲げる作用を持っています。

長母趾屈筋はふくらはぎから足の親指の先端に付着している筋肉で、
爪先立ちや、親指を曲げる作用を持っています。

通常、長母趾屈筋は親指(母趾)の中心を通っています。中心を通っている間は、親指を真っ直ぐ下に曲げる力が働きます。しかし、開張足になると骨は横に広がります。すると、長母趾屈筋の走路が中心からずれてしまいます。こうなると、本来なら真下に引っ張る力だったものが斜め下に引っ張る力に変わります。その結果親指が外反してしまうのです。
指が広がると走路がズレる。走路がズレると筋肉の力が変わる。変な力のせいで脱臼する。と考えると良いかも

通常、長母趾屈筋は親指(母趾)の中心を通っています。中心を通っている間は、親指を真っ直ぐ下に曲げる力が働きます。しかし、開張足になると骨は横に広がります。すると、長母趾屈筋の走路が中心からずれてしまいます。こうなると、本来なら真下に引っ張る力だったものが斜め下に引っ張る力に変わります。その結果親指が脱臼し、外反母趾となるのです。

骨と筋肉と運動について(余談)

人間の体は骨と筋肉で構成されています。骨と骨同士が関節であり、人間の体で動かせるところは関節しかありません。筋肉は関節(骨格)を動かすために存在し、必ず関節を跨いで骨にくっついています。骨に付着した筋肉の両端が伸びたり縮んだりすることで、運動が可能となるのです。このため筋肉は付着する箇所によって作用(運動)が変わります。また、筋肉は必ず起始から停止に向かって縮みます。

対策方法

メタタルザルパッド(メタパッド)。パッド一つで履き心地が結構かわります。

一番単純な方法としてはメタタルザルパッド(メタパッド)を靴の中敷にいれることです。一般的にメタタルザルパッドは横アーチを持ち上げるため開張足に用いられます。

横アーチを持ち上げることで、長母趾屈筋の走路がお親指の骨中央からズレることを防止または、これ以上ズレないようにすることで、外反母趾の進行に歯止めをかけることが期待できます。
メタタルザルパッド(メタパッド)を入れると足幅も少し狭くなります。

横アーチを持ち上げることで、長母趾屈筋の走路が親指の骨中央からズレることを防止します。また、変形している場合でも、これ以上ズレないようにすることで、外反母趾の進行に歯止めをかけることが期待できます。 足の幅も若干細くなるので、親指が靴に当たらなくなり、痛みを緩和することができます。

メタパッドは中敷の下に入れるだけで効果を発揮しますが、位置がズレると痛みの原因にもなるので注意が必要です。

その他対処方

外反母趾の機序は開張足!という理屈ですので、開張足対策は外反母趾の対策にもなります。開張足の原因には内側縦アーチの過剰低下(扁平足)や巻き上げ機構の破綻、靭帯構造の破綻などがあげられます。そのため、インソールや靴によって骨の位置関係の調整や、内側縦アーチサポートによるアーチの上昇、踵の安定性の確保などが有効な手段だと考えられます。外反母趾の原因には、歩行時における親指の過剰な負荷というのもあります。インソールの内側縦アーチサポートは親指側への負荷軽減にも効果を発揮すると言われ、外反母趾にも有効とされています。

オススメの靴

中敷が取りはずことができ、インソールやメタタルザルパッド(ペロッティ)が入れやすい靴をオススメします。軽度な外反母趾の場合は、幅が広い靴よりもピッタリ目の靴が有効です。
紐靴などの足をしっかりと閉めることができる靴もオススメです。紐を締めることは、足の各アーチが上昇させるので、開張足や扁平足に対して有効な手段となります。ゆるい靴を履いているとユルイ足になり、ドンドン幅が広がっていくいうのが私の個人的な考えだったりします。

ヒールの高い靴ってどうなの?(余談)

ハイヒールの画像
歩き回る日はヒールの低い靴を履いた方が良いかも。

爪先に対して踵が高くなるヒールの高い靴は、爪先(前足部)に負担がかかるのであまりオススメしません。荷重がかかり、横アーチを更に潰してしまうと、足の横幅が更に広がり開張足を助長してしまいます。

まとめ

今回紹介したメカニズムはあくまでも一例であり、この例だけが全てではありません。外反母趾の原因や対策に関しては、ネットで調べると湯水のごとく沢山でてきます。ハイヒールの影響、遺伝的要因、リウマチ、タオルギャザー、インソール、幅が広い靴などがよくでてくるキーワードかと思います。これらの情報の正解、不正解は正直なところわかりせん。ただ、手術しないと治らないというのは事実です。そのため悪化しないように保存療法としてインソール等を選択するケースが多いようです。なるべく変形が軽度なうちに、インソールの使用や、適切な靴選びを行い、外反母趾に対処することをオススメします。まずは簡単なことからやってみては如何でしょうか?

この記事は義肢装具士国家試験対策に勉強したことを
アウトプットする目的で記事を書いています。
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